食品物流は様々な課題を抱えています。非効率的な食品物流業務を見直すことで、物流コストの削減や、人材不足の解消などのさまざまなメリットを享受することができます。以下では、食品物流を効率化するポイントについてご紹介します。
1、倉庫保管体制見直し
食品には消費期限が存在するため、倉庫内での適切な保管が求められます。適切に保管をすることは、食品ロスを防ぐとともに、消費者に新鮮な商品を提供するためには必要不可欠です。倉庫保管体制の見直しの具体例としては、在庫管理の最適化や保管場所のレイアウト改善、FIFO徹底や賞味期限管理体制の構築・システム導入などが挙げられます。また、倉庫内の商品のピッキング作業や梱包作業の改善により、商品の出荷スピードを上げることができ、より効率的な食品物流を実現することができます。
2、配送ルートの定期的な見直し
配送ルートを定期的に見直すことは無駄な移動時間や距離を削減し、燃料費を節約することに繋がります。また、食品物流ならではの課題として、時期ごとに配送品目が変わることが挙げられます。時期ごとに旬の食材や、キャンペーン・フェアで扱う食品が変わるため、配送品目の変更に応じて配送ルートの見直しが必要となります。
3、店舗出店計画の見直し
新たな店舗の出店を検討する際に、既存の配送ルートや倉庫からの距離を考慮し、出店計画を立てることが重要です。事前に配送ルートを考慮した上で出店計画を立てることで、非効率的な配送ルートになることを防ぎ、輸送コストを削減できます。出店戦略によっては飛び地や、都心の高層ビル内のような配送条件が難しい立地に出店を行うことも多々あり、その場合は自社便配送は非常に非効率です。チャーターも高くつくことが多く、別の配送手段を考える必要があります。
4、業務の外部委託
物流業務を専門的な知識と経験を持つ外部の企業に委託することで、より効率的な運営を実現することができます。特に、食品物流では、食品の品質保持のために適切な温度管理や衛生管理が求められるため、専門的に行える業者に委託することで、安全性と効率性を両立することが可能となります。
食品の荷受け・仕分け・保管・出荷等の倉庫に関わる業務をワンストップで請け負うことができます。複数の物流業者を管理する作業を省くことができるとため、余った時間や労力でコアな業務に集中できます。物流業務の効率化を図るためには、部分的な改善ではなく全体最適化が重要となります。北王流通に倉庫保管をまるごとお任せいただければ、物流の全体最適化を実現するためのご提案をいたします。
北王流通では、システムの入れ替えなしで倉庫管理業務の委託を実現することもでき、お客様に合わせた提案をさせていただきます。
北王流通では独自のWMS(物流倉庫管理システム)を導入し、物流センター内の各作業に必要な情報を一元管理しています。食品業界における在庫管理は、品質維持のための賞味期限管理や温度管理、ロット管理など食品業界特有の機能が必要となり、かつ在庫削減に向け対策も行わなくてはいけません。
北王流通のWMSは先入れ先出し管理・ロット管理・賞味期限管理の効率化で誤出荷などのミスを防止し、適正な在庫量をコントロールすることで、食品ロス削減に貢献します。北王流通のWMSについては、こちらでも詳しく説明しております。
北王流通では、配送先のエリアに応じ、複数荷主様の食品をまとめて店舗へ配送する共同配送サービスを提供しております。高頻度配送や遠隔店舗配送、配送量の変動に柔軟に対応でき、最適な配送コストを維持できます。また、リードタイムが短い小ロット多頻度納品により、店舗側で過剰在庫・食品の鮮度に合わせた配送が可能となります。
北王流通は新宿・池袋・渋谷・上野・新橋・川崎・横浜などの都心部に食材配送センター(都心デポ)を設けており、込み入った都心の駅前・駅ビル、百貨店などの飲食店への食材配送(常温・冷蔵・冷凍の3温度帯)を得意としています。都心にデポがあるので、郊外の食品物流センターから運ぶ場合と比較すると、往復距離が短くなり、その分コストの節約や配送効率化が可能です。